塗装条件はひとつじゃない!自社の「目的」に合わせたパラメーター設定術

近年、塗装工程を自動化するために、自動塗装機の導入や検討を進める企業は少なくありません。導入時には良品塗装を実現するための塗装条件の設定が不可欠です。相談者さんの塗装現場でも自動塗装機の導入が決まりましたが、その条件出しの段階で壁にぶつかっているようです。

 

 

相談者A

自動塗装機で設定できるパラメーターには吐出量やスプレーガン距離など様々な内容があり、どのように塗装条件を設定すればよいか分かりません・・・。

 

 

博士
(ラボボス)

そうじゃ、塗装作業者が年月をかけて習得した高い塗装技術を、塗装条件を確立するために数値化したり、自動塗装機で再現したりすることは簡単ではないのぉ~

 

相談者A

そうなんです。そこで、ぜひ塗装条件の設定方法について教えてほしいです。

 

博士
(ラボボス)

よし、塗装グリーン出番じゃ!

 

塗装グリーン

お任せください!

良品を得るための塗装条件出しの際、覚えておきたいポイントは2つあるんだ!

このポイントを抑えておかないと、現場が目指す目的に沿わない塗装作業となるから要注意!

 

相談者

せっかく導入したのに求めている塗装作業にならないなんて困ります!

そうならないためにも、ぜひ教えてください!

 

 

自動塗装における塗装条件の確立とパラメーター

 

自動塗装機で高く安定した塗装品質を実現するために、複数の塗装条件を検討していく必要があります。

 

自動塗装機を用いて高い品質を維持し、安定した塗装結果である良品を得るためには、単一の決定的な条件が存在するわけではなく、複数の塗装条件を検討していく必要があります。

つまり、自動塗装機を用いて高く安定した塗装品質を得るための塗装条件は、ひとつではなく複数あります
そもそも、この塗装条件とは、一体どのような項目が含まれるのでしょうか?

 

自動塗装機において設定・管理できる主なパラメーターの1例は以下の通りです。

 

  • 塗料吐出量
  • 霧化圧
  • パターン量/パターン圧
  • オーバーラップ幅
  • スプレーガン速度(移動速度)
  • ガン距離
  • ガン角度 など

 

これらのパラメーターについて、数値を段階的に変化させテストを重ねることで、求める塗装品質をクリアできる塗装条件を絞り込んでいきます。

 

例えば、塗料吐出量を固定したうえで最適条件を検証する場合、吐出量が少ない設定ではスプレーガンと被塗物の距離を近づけたり、スプレーガンの運行速度を遅くしたりすることで品質の高い塗膜となります。

一方、吐出量が多い設定では、ガン距離を遠くするか運行速度を速く調整することで、塗料の垂れや塗りムラを防ぎ、品質の高い塗膜になり、良品となります。

 

このように、軸となるパラメーターにより塗装条件の内容は大きく変わってくるのです。

 

目的を明確にした条件設定の重要性

塗装条件を検討する際、基準とするパラメーターの選定に加え、「何を最優先事項にするか」を明確にすることが重要です。

 

例えば、生産性の向上を重視する場合は、塗装にかかる時間を削る条件設定が求められます。

一方で、コスト削減や環境負荷低減のために塗料の使用量を抑えたい場合は、塗着効率を高める条件が優先されます。

 

このように、最優先すべき目的に応じて設定する塗装条件は異なります。
条件出しを行う前に、自社の現場において何を重要視して塗装を行う必要があるかなどの、目的を明確にすることが成功の鍵となります。

 

塗装設備以外のパラメーター

自動塗装機で設定・管理可能なパラメーターをもとに塗装条件出しに重要なポイントをご紹介してきましたが、塗装品質を安定させるためには、自動塗装機以外のパラメーター管理も忘れてはなりません。

 

塗装品質を安定させるために自動塗装機以外のパラメーター管理も重要です。

 

自動塗装機以外のパラメーター3例

①温湿度

塗装環境の温湿度を一定に保つことで、塗装品質が天候や季節に大きく左右されることがなくなります。季節によってシンナーのタイプを変更する手間も省けます。

 

②シンナーのタイプ

温湿度管理が難しい場合、塗装環境に合わせて使用するシンナーを選定する必要があります。しかし、全く同じ塗装環境、塗装条件の自動塗装機で使用するシンナーのタイプのみが異なると、仕上がり品質も異なる恐れがあります。

 

③希釈率

使用する塗料によってはメーカーの推奨希釈率に「30~60%」というように、幅がある場合があります。希釈率が異なると塗装品質にバラつきが出る可能性もあります。

 

このような自動塗装機に関連しないパラメーターは、手作業による塗装作業時に、塗装者が変わっても良品を作り出すために有効な指標のひとつとして役立ちます。

 

 

 

相談者

塗装条件を絞り込んでいくためには、何を最優先事項としていくか決める必要があるんですね。

実は、弊社では塗装後の乾燥工程で不良が発生してしまうケースがあります。

良品を得るための塗装条件が確立できても、乾燥工程で不良となってしまうのではという心配があります。

 

 

塗装グリーン

乾燥工程において、オーバーベークや焼きアマ、ゴミ・異物付着などの不良発生は塗装現場でのお悩みのひとつですよね。

ご安心ください!

そのよなお悩みを解決する塗装に特化した乾燥炉を必殺技でご紹介します!

 

 

シーファー

お問い合わせ・ご相談はこちらなのだぁ~

 

 

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