クリーンウエアで手作りマスク

新型コロナウイルスの影響で深刻化しているマスク不足・・・

各メーカーではマスクの増産や新規でマスク製造に着手する!といった企業も出ていますが、手に入らない状態が続いています。

 

シーファー

皆さんもご存じ、手作りマスクが話題となっているのだ~♪

 

手作りマスクは洗って再利用できるといった点や意外とカンタンに作ることできるといったメリットがあるようですね。

 

応急処置的にはどのような生地でも活用できそうですが、

今月のお悩み」でお話しした通り、”何でもいい”わけではなく、適材適所の選択が必要です。

 

そこで私たちは、使い古したクリーンルーム用ウエア使い、

手作りクリーンウエアマスクを作ってみました!

 

クリーンルームでは、人からの飛沫が製品や材料などに付着して不良にならないようにマスクを着用していますが、同様に人からの発塵を防ぐために専用のウエアを着用しており、生地も低発塵のものを使用しています。

 

今回のように不織布マスクが入手困難となった場合、そのクリーンウエアの生地を使ったマスクも、”飛沫を防ぐ”目的は十分果たすことができると私たちは考えます。(※実際に検証をしているわけではありませんので、ご了承をお願い致します。)

 

 

手作りクリーンウエアマスクの作り方

手作りマスクの作り方は、インターネット検索で多数ありますので、そちらを参考にしていただいても構いません。今回は、16cm×10cmの平型マスクを作ります。マスクの大きさは着用する人に合わせてサイズを決めてください。

 

▼動画はこちら

 

 

材料

  • 使い古したクリーンウエア1着 サイズ:XL
  • 紐またはゴム
  • 刺繡糸、針、ハサミ 等

 

①クリーンウエア1着と38cm×25cmの型紙を用意(今回はフェルトを使用)します。

 

 

生地は主にクリーンウエアの胴体部分を使います。

ちなみに、クリーンウエアに見られる縦縞は、静電気を逃がす役割を持っているんです。

 

 

 

②型紙に合わせて裁断します。

 

 

↓ウエアの下半身以下の部分は、スケ防止のため二重になっていました。

 

 

③今回は1枚のクリーンウエアから12枚の生地を取ることができました。

つまり12個のマスクを作ることができます。

 

 

 

④クリーンウエアの生地は、シワになりやすいので、アイロン掛けをおすすめします。

 

 

 

⑤マスクの形に織っていきます。

 

↓上側3cmほどの位置

 

 

↓下側2cmほどの位置

 

 

※ほつれてきた部分は、カットしてうまく内側へ入れ込みます。

 

 

↓端を6cmほど残して、半分に織ります。

 

 

 

↓残した部分(6cm)を更に半分に織ります。

 

 

↓織った部分を更に半分に織ります。

 

 

↓マスク生地の完成!

 

 

※大体の位置が確定したら、再度アイロン掛けをおすすめします。

 

 

⑥針の位置で縫い合わせていきます。(目安:端から2.5cmほどの位置)

 

 

 

⑦ウエアの縦縞に沿って縫い合わせていくと、仕上がりがきれいになります。

 

 

 

⑧両端を縫い合わせて完成!

 

 

 

⑨両端に、紐またはゴムを通していきます。

 

 

 

 

⑩通した紐は着用する人に合わせて結びます。

 

 

 

⑪ガーゼなどを挟んでマスクの完成!

 

 

内側には不織布ガーゼを使用しました。ポリエステル製の布も試してみましたが、息苦しさが全く違ったので、不織布ガーゼをおすすめします。

 

仕上がり

 

 

 

シーファー

着け心地は思ったより快適だったのだ~♪
博士ぇ~!手作りマスクが完成したのだ!

博士
(ラボボス)

そいつはよかったのぅ!
皆さんにも是非試していただきところじゃ。

 

 

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