【クリーンルーム設計】規格・クラス選定前に明確にすべき「真の目的」とは

精密機器を製造している相談者さんの現場では、クリーンルームを新しく設置することになりました。

しかし、これまでクリーンルームを設置したことがないため、現場に適したクリーンルームの選定にお悩みのようです。

一体どのようなポイントを抑える必要があるのでしょうか?

 

 

相談者A

顧客要求をクリアするため、クリーンルームを設置することになりましたが、選定方法など何も分からず、検討が進んでいません。

誰か教えてください・・・(涙)

 

ダーク
ムーダー

クリーンルームには規格があって、規格がいいものがおすすめですよ~ヒヒッ

 

相談者A

でも、規格が良いものって発生するコストが高そうですね・・・

オーバースペックになったらもったいないのですが・・・

 

ダーク
ムーダー

いえ!そんなことはありません!

高規格のクリーンルームならゴミ・異物の心配ゼロですよ~

(そんなわけないですけどね~ヒーヒヒッ)

 

クリーン化
オレンジ

ちょっと待ったぁ~!

クリーンルームの規格も重要だけど、実は検討時に見落としがちなポイントが2つあるんだよ~!

 

相談者

規格以外にも検討すべき点があるんですね?!

なかなか話が進まず困っていたので、ぜひ教えてほしいです!

 

ダーク
ムーダー

くぅ~~~なんでいつも邪魔ばかり~!!

次こそ必ず・・・!

 

 

クリーンルーム施工前に検討したい2つのポイント

クリーンルームの設置に関するご相談では、「クラス1,000のクリーンルームを作りたい」「ISOクラス8のクリーンルームを施工したい」など、まず必要な規格やクラスについて話題に挙がることが多いのではないでしょうか。

 

もちろん、規格を満たすことは重要ですが、「どのような目的でクリーンルームを設置するのか」を考えることも忘れてはなりません。

今回は、クリーンルーム設置・運営の目的に基づき、抑えておくべきポイントについてご紹介します。

 

①クリーンルームの規格で管理しているもの

クリーンルームの代表的な規格には、従来から使用されてきた米国規格「FED-STD-209D」と、現在広く使われている「ISO 14644-1」があります。

「クラス1,000」「クラス10,000」といった呼び方はFED-STD-209Dに由来し、「ISOクラス1~8」といった呼び方はISO規格によるものです。

これらの規格では、基本的に空気中に浮遊している粒子の濃度によって清浄度を評価します。

 

ここで注意したいのが、管理する粒子の大きさです。

クリーンルームというと、ゴミや異物がほとんどないキレイな環境というイメージがありますが、規格が管理しているのは、あくまでも0.1μmや0.5μmといったサブミクロン粒径以上の浮遊粒子です。

 

例えば、製品不良の原因となっているのが、空気中を漂う非常に小さな粒子ではなく、製品表面に落下・付着する10μm以上の落下粒子だったとします。

この場合、落下粒子は管理対象外ですので、空気中の微粒子濃度を厳しく管理するだけでは、有効なゴミ・異物対策にはならない可能性があります。

 

つまり、「クリーンルームを作ること」と「ゴミ・異物付着不良を発生させないこと」は、必ずしも同じではないのです。

そのために、単に規格を決めるのではなく、以下のような点も確認しましょう。

 

  • どのような製品を製造するのか
  • どのようなゴミ・異物が不良に繋がるのか
  • どのくらいのサイズの粒子を管理する必要があるのか
  • 粒子がどこから発生し、どこへ付着するのか

 

②清浄度の決め方

クリーンルームの設計では、室内の容積に対してどれだけ清浄な空気を供給するかという「換気回数」が重要になります。

1時間あたり空気が入れ替わる回数が多いほど、清浄度の高い空間を構築することができます。

この換気回数の設定のために、「そもそも、どの程度の清浄度が必要なのか?」という目標値の設定を欠かすことはできません。

実際には、換気回数だけでなく、作業者数、発塵量、設備からの発熱、排気量、気流など、様々な条件を考慮して設備仕様を決定する必要があります。

 

生産現場では、過去の実績や設計者の経験などをもとに、必要な清浄度を決めるケースも少なくありません。

しかし本来は、付着すると不良となる粒子のサイズがどの程度のものかや、製品がクリーンルームの環境にさらされる時間なども考慮し、必要な清浄度を算出することが理想です。

 

クリーンルームは、単に「キレイな部屋」を作ればよいわけではありません。

 

「何をどのような粒子から守る必要があるのか」

 

この目的を明確にすることが、クリーンルームを設置するうえで最も重要なポイントなのです。

 

 

相談者

なるほど、クリーンルーム施工前に、現場で管理しなければならない粒子の大きさや求められる清浄度の高さをはっきりとさせる必要があるんですね。

この2つのポイントを明確にした後、クリーンルームの選定や設置までサポートしてもらうことは可能ですか?

 

クリーン化
オレンジ

もっちろんさ~!

クリーン環境構築のプロが現場や製品に適したクリーンルーム選定をサポートする必殺技をご紹介するよ~!

 

シーファー

お問い合わせ・ご相談はこちらなのだぁ~!

 

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