今回の「炭化水素系洗浄で水溶性汚れが厄介な理由とは?課題の原因とアプローチ」でもご紹介した通り、水溶性汚れを炭化水素系洗浄剤で除去するには、炭化水素系とは異なる洗浄剤を用意し洗浄したり、水置換を行うなどの前処理が必要です。
つまり、洗浄〜乾燥までの工程を炭化水素系の1本だけで完結することができず、その工程の多さが手間となっていました。
そのような課題を解決するのが、独自の組成で配合、開発した新しい炭化水素系洗浄剤「NCゾール Premium」です。
油性や水溶性といった汚れの種類を問わず、1液で洗浄工程を完結させる優れものです。
NCゾールPremiumの特徴
NCゾールPremiumは、従来のパラフィン系でもナフテン系でもない独自の組成を持つことで、油性汚れと水溶性汚れの両方を「1液」で同時に除去することに成功しました。
NCゾールPremiumがもたらすメリット
- 前処理・水置換工程が「ゼロ」に
水溶性洗浄槽での別洗浄や、面倒な水置換プロセスが一切不要になります。これにより、従来の5工程あったシステムを大幅に短縮可能です。 - 界面活性剤不使用で「蒸留再生」が可能
界面活性剤を使用していないため、これまでの炭化水素系洗浄剤と同様に、装置内での蒸留リサイクルが可能なため、液の寿命が長くランニングコストを最小限に抑えられます。 - 従来の炭化水素より高い溶解力
独自の配合(特許出願中)により、従来の炭化水素洗浄剤を凌駕する溶解力を発揮し、洗浄品質そのものをワンランク引き上げます。 - 管理がグッと楽になる安全設計
第二石油類ではありますが水溶性炭化水素に分類されるため、消防法上の危険物の指定数量が従来の2倍に緩和されます。さらに毒性が低く、生分解性を備えているため、リスクアセスメント対象外となり作業環境の改善にも大きく貢献します。
NCゾールPremiumを使用した洗浄工程
水溶性汚れを炭化水素系洗浄剤で除去する場合、以下のような5工程から構築されています。
- 水系洗浄の前処理①
- 水置換の前処理②
- 炭化水素系による本洗浄
- リンス洗浄
- ベーパー洗浄と乾燥

水溶性汚れを炭化水素系洗浄剤で除去する場合、5つの工程で構築されています。
一方で、NCゾールPremiumを使用する場合、2つの前処理工程を実施する必要がなくなり、3工程へ短縮することができます。

NCゾールPremiumを使用する場合、2つの前処理工程が必要なくなり、3工程へ短縮することができます。
「水溶性汚れがあるから、炭化水素系洗浄では手間がかかっても仕方がない」と諦める必要はありません。
洗浄剤の組成そのものを見直すことで、現場の負担だった前処理の手間をなくし、スペースもコストも削減することが可能です。

NCCでは、お客様のワークや加工油に合わせた洗浄テストや設備のご提案をしています。
「自社の水溶性加工油でも1液で落とせる?」「実際の工程がどれほど短縮できるか知りたい」とNCゾールPremiumにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!

(ラボボス)
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