しっかり静電気除去をしているにもかかわらず、ひつこく現れる塗りムラやくもり・・・
これはもう「隠れ静電気」の仕業です。今こそスタティックマークの存在を明るみにし、根こそぎやっつけてしまいましょう。
「ズバリ解決!」でオレンジが解説した通り、「スタティックマーク」は、プラスチックなどの絶縁性材料の表面で観測される、正帯電と負帯電が細かく密に入り混じった帯電のこと。帯電模様とも言われます。
製品の表面にコロナ放電処理をしたときや、成形品を型から抜いたときに生じる微細な放電によって生じることが多く、スタティックマークが残っているとホコリの付着、蒸着曇り、塗装ムラを引き起こしてしまうのです。
【成形直後の除電前スタティックマーク】 赤がマイナス帯電、青がプラス帯電です
【一般的な静電気除去装置で除電後のスタティックマーク】
ご覧の通り、一般的な静電気除去装置で除電しても、スタティックマークは綺麗に残っています。
赤(マイナス)と青(プラス)が非常に近いところが残ってしまうのです。
そこで、今回ご紹介したいのが、春日電機様が開発した「成形品用高密度除電処理システム」です。
春日電機様の高い技術力と、塗装のお悩みを解決したいNCCの思いが見事に合体!して、静電気除去の限界に挑戦しました。
成形品用高密度除電処理システムを使うと、一面に描かれていたスタティックマークが、ご覧の通り、ピカピカ、ツルツル!
なぜ、こんなワザができるのか? それは高電圧で生成された、マイナスイオン化エアーとプラスイオン化エアーを交互に照射することで、成型品の正負の帯電を交互に除電しているからです。
スタティックマークは、一度除去すると二度と現れることはありません。
さようなら、スタティックマーク。
さようなら、隠れ静電気。。
これで困った隠れ静電気問題は、ズバリ解決です!
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