【レポート】塗装道場「調色」編

若手スプレーマンスキルアップ講座を目的とし、全6回シリーズで行われているNCC塗装道場。これまで塗料や塗装、スプレーガン、研磨剤など塗装にまつわる基礎知識を学んできました。

 

第5講、今回のテーマは「調色」

 

調色とはその名のとおり、色と色とを混ぜ合わせ、1つの色を作ることです。一般的に色合わせとも言います。与えられた見本に色を合わせるように原色を色々な割合や順序で混ぜ合わせ等色にします。

 

前半は簡単に講義を行いました。講師はNCC調色技能士の資格を持つ池田が担当しました。後半は調色実習です。

 

 

 

調色は塗料の性能に関する知識および必要な量を必要な時間内に作る技術です。経験による技能のみならず色に関する用語、材料の性質や用途、塗装の方法、作業に関する法規や安全衛生等の基本知識も必要になります。

 

 

塗装技能検定には、調色作業の項目があります。今回は検定で出される色を想定して行いました。

 

まずは池田調色技能士のお手本から

 

3色の原色を使い、色見本の配色を見極め色をつくっていきます。

 

 

 

続いて、皆さんもチャレンジ!

 

 

 

少しの塗料が色の明暗を分けることに!「難しい~!」と言いつつも皆さんしっかりと色を作り上げました。

 

 

次は、実際にスプレー塗装をします。塗装はプロ中のプロ、完璧です。

 

 

 

 

乾燥させた後は、色見本との色差を計測します。

 

 

 

 

色は少しの角度や明るさによって大きく異なります。このように塗膜になると薄くなってしまったり、濃くなってしまったりということもあります。調色は簡単に見えて意外と奥深さを感じます。

 

塗装技能検定まであと少し!塗装道場も残り1回なのだ~

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