樹脂成型品に一度付着した静電気は、一般的な除電装置では静電気を完全に除去することはできません。除電ができていなければ、後工程の不良につながってしまいます。でもどうしたら・・・?
今日は、高密度除電システムの驚くべき効果を調査!
自動車用ライトの防曇、ハードコートを手がける工場さまにて9連タイプの高密度除電を導入しました。元々ゴミブツ不良は少ないながらも、不良品となれば全て廃棄。今回、不良率ゼロを目指し、システムの導入を決定しました。
高密度除電システムとは
特に樹脂成形品は、一般的な除電システムで静電気を完全に取り除くことはできません。なぜなら、<スタティックマーク>と呼ばれる細かな帯電が成形品に残っており、ホコリ付着や蒸着曇りの原因となっているからです。それらスタティックマークをも根こそぎ除去する除電システムを「高密度除電システム」と言います。
▼更に詳しく
高密度除電システムを導入したことにより、約1ヶ月程度で、不良率はなんと1.5%から1%をきるほどに!さらに、以前より塗装肌が平滑になり、ヘッドライトの透明度が向上。これは思ってもない効果でした!
また、これまで検査を2名で行っていましたが、透明度が上がり、検査が楽になったことで1名体制にできるとのこと。設備償却は約4ヶ月で終了する予定です。
導入したお客様からは、ここまで導入効果がすぐに出るとは思っていなかった。他のラインにも即展開したい!とのお喜びの声をいただきました。
▼今回導入した高密度除電システム9連タイプはこちら!
静電気対策を理解して行っていただくために、社内セミナーも開催させていただきました。
▼社員の皆さまへ向け、【静電気対策セミナー】
生産性向上や不良率の低減は、とても嬉しい効果です♪