3月17日(金) 諏訪市すわっチャオにて、約3年ぶりとなるNCCクリーン化リアルセミナーを開催し、多くの方にご参加いただきました。
ご多忙の中ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
久しぶりのリアルセミナー♪
シーファーもお客様と直接交流できるのをたのしみにしていたのだ~♪
多くの方にご参加いただけて、とても嬉しいのだ~!
今回のセミナー内容は、異物不良対策の「要」であるクリーン環境構築について。
私たちは「異物対策=クリーンルーム」という考えでは異物不良の低減は難しいと考え、“局所クリーン環境の構築”を推奨しています。
ですので、局所クリーン環境を構築することで得られるメリットや異物に有効である点を、以下の内容でご紹介いたしました。
セミナー内容
(1) クリーン化の基礎知識
・異物対策のあり方
・4原則+1の考え方
・異物対策ルール構築
(2) 生産環境構築の考え方
・粗大粒子に注力した環境とは
・粒径分布曲線に見る管理のあり方
(3) 局所クリーン環境とは
・局所クリーンの清浄化メカニズム
・クリーンルームと局所クリーン環境の違い
・局所クリーン環境の優位性
・局所クリーン環境構築の注意点
(4) 見える化+計数値化実験
・クリーン化機器の効果を見える化+計数値化
局所クリーン化とは?
局所クリーンとは、“必要な場所”だけを周囲より相対的に高い清浄度(クリーン環境)にすることです。
では、どこが局所クリーンすべき“必要な場所”なのでしょうか。
弊社で重要とお伝えしたポイントは、下記3か所です。
①製品の加工点 ②製品の保管場所 ③製品の搬送経路
局所クリーン化は、これらのどこからゴミ・異物が発生しているのかを確実に把握することからはじまります。そのためにはまず、ゴミ・異物の「見える化」を行うことが大切であり、見えていなかったものを「見える化」することで異物に対する感性が敏感になり、現場の意識改革にもつながります。
局所クリーン化についてはこちらのブログ記事でも解説しています!
局所クリーン化機器実験
後半は“局所クリーン化機器”の実験を行ったのだ~
製品を実際に目で見て触れて、効果を実感していただけたのだ★
オープンクリーンシステムKOACH
対抗した面全体からキレイに整流された空気を吹き出し、両側からの気流をぶつける事で囲わないのに陽圧化を実現できる画期的な装置です。繊維ゴミなどの粗大粒子もあっと言う間に清浄空間から排出されてしまいます。
セーフティパーテーション
HEPAフィルターを通ったキレイな空気が面から吹き出ることで、機器正面 2m程度まで囲いを設けずにクリーン環境を構築します。
局所クリーンブースと違い、ビニールやパネルなどの囲いを設ける必要はないため作業性を落としません。
簡易クリーンブース
簡易クリーンブースは、天板サイズに対し大型のHEPAフィルターユニットを採用することで、床面に向かって強力な吹き出し気流を発生させ、ブース内に発塵した粗大粒子をすぐさま排出します。
セミナーでは、気流可視化装置と、粗大粒子を数値化する落下塵カウンター を使い、強力な吹き出し気流と粗大粒子の低減を見ていただきました。
見える化対策の必需品!クリーンチェックライトシリーズも
参加したお客様の声
・現在、浮遊粒子の清浄度管理を実施していますが、粗大粒子管理が不良削減につながる事を知れました!
・局所化でも、十分に異物対策が可能だとわかりました。まずは、現場の異物がどんなものなのか見える化と数値化をしていこうと思います。
NCCにご相談ください
今回のセミナーにご参加できなかった方、また局所クリーン化についてご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
NCCでは現場診断も行っており、設置環境の事前確認や局所クリーン化の効果検証も行っています。
ご相談、お待ちしていますなのだ~★