マイクロファイバーとは合成繊維の一種で、ポリエステルやナイロンなどを原料としています。
マイクロファイバーには大きな特徴が3つあります。
1. 繊維の細さ
2. 柔らかな肌触り
3. 吸水性の高さ
繊維の細さは他の素材と比較しても群を抜いていて、直径8マイクロメートル以下で、髪の毛の100分の1以下という細さです。
この細さに加え、上記のマイクロファイバー断面図から分かるように、繊維自体に溝や隙間があることで優れた吸水性を実現しています。
この繊維の細さは吸水性だけではなく柔らかな肌触りも作り出しています。
生地の肌触りというのは繊維が細いほど柔らかくなるため、極細の繊維でできているマイクロファイバーは特に柔らかいといえます。
さらにマイクロファイバーの繊維は細いだけでなく、表面がギザギザと尖っているため、隙間に水分を吸着できる構造となっています。
ですので、吸着力が高く、汚れを簡単に拭き取ることができることからマイクロファイバーを活用した掃除用品も多数販売されています。
しかしマイクロファイバーを利用して掃除をする際に、水に濡らして使うのか、それとも乾いた状態のまま掃除していいのか悩んだ経験はありませんか?
実はどちらの状態でも問題はなく、汚れやバクテリアが繊維に引き付けられる原理が下記のように異なるだけなのです。
乾式(乾いている状態):汚れなどが静電気の影響で繊維に引き付けられる
半湿式(濡れている状態):汚れなどが毛細管作用の影響で繊維に引き付けられる
優れた構造や機能を持つマイクロファイバーは洗剤を使わなくても汚れを落とす効果が高いため、環境に優しい素材として注目されています。
NCCでも特に拭き取り性能に優れたマイクロファイバータイプのワイパー「CSS-WP-MF-N9」を取り扱っています。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。