色差

色差とは、色同士を比較した際にどれだけ色の違いがあるのか表す数値のことです。

色差は調色をする際に、作成した色と見本色が程度ずれているか確認するために必要です。

 

色差を数値で表現するにはいくつかの方法があります。

その中でもよく使われているのはL*a*b*色空間という表現方法で、JIS(日本産業規格)においても採用されています。

 

L*a*b*色空間は、明度をL*、色相と彩度を示す色度をa*・b*とし、これら3種類の数値で色差を表すためにはでるた)」を各L*a*b*の前につけます。

加えて数字の前にプラスとマイナスの記号をつけて、どのように見本色とずれているのか表すことができます。

各L*a*b*とプラス・マイナスが示す表現については下記の表のように決まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば「⊿L*=+0.8、⊿a*=-1.0、⊿b*=+0.9」という色差の場合は、「0.8白っぽく、1.0緑っぽく、0.9黄色っぽい」ということになります。

 

このようにL*a*b*色空間を利用して色差を確認する他に、L*a*b*の各数値を総合評価して塗料の色差判断をすることができます。

その際に使う記号を⊿Eといいます。

⊿Eの数値は色の見た目がほぼ同じ場合でも色の濃彩や鮮やかな色などによってはある程度ずれてしまうことがあり、その際は目視による最終判断が必要です。

 

数値を用いて色差を表すことをお伝えしましたが、目視でも赤っぽい、黒っぽいと感じることがあるかと思います。

しかし目視だけでは見本色と同じ色にするために後どれだけの量の原料を追加するべきかまでは分かりません。

ですので、この色差データを基に、CCM(こんぴゅーたー・からー・まっちんぐ)と呼ばれる必要な原料の配合を自動計算するシステムを用いて調色作業を行います。

色差は調色作業を進めるにあたり、必要不可欠な数値なのです。

 

記事一覧