温度もコストもダウンできる塗料って?

脱塗装コスト問題!2つの見直しポイントで削減へ!でもお伝えしたように、塗装工程のコスト削減には塗装仕様の変更がひとつの手です。

今回は電気代やガス代をカットできる「低温焼付形塗料」をご紹介します。

 

低温焼付塗料

低温焼付形塗料へ切り替えを行うことで乾燥時に必要な温度を低く設定することができ、電気代やガス代の削減、昇温時間の節約に繋がります。

NCCでは低温焼付が可能な塗料を複数取り扱っていますが、今回はその中でも環境にも配慮した2種類の塗料についてご紹介します。

 

①ハイメリット

  • 従来中温タイプより20~30℃低温化が可能
  • たれにくく、隠蔽力の高い厚膜タイプもラインナップ
  • 特化則に対応し、PRTR制度による登録数量の削減可能など環境に優しい
  • 低温のみならず従来品と同等の焼付温度にも対応しているため焼付不良を回避
  • 従来品と同様に使用できるため、既存ラインで対応可能

 

②アクリストHi

  • 従来中温タイプより20~30℃低温化が可能
  • たれにくく、隠蔽力の高い厚膜タイプもラインナップ
  • 特化則に対応し、PRTR制度による登録数量の削減可能など環境に優しい
  • 低温のみならず従来品と同等の焼付温度にも対応しているため焼付不良を回避
  • 従来品と同様に使用できるため、既存ラインで対応可能
  • 高い耐薬品性・耐候性で内外部用として広く適応
  • 非鉄金属を含む多種材料に適応可能

 

コスト削減のみならず、環境に優しく、既存ラインで対応可能である良好な作業性など多くのメリットがある両塗料。

下のグラフにあるように、一般的な中温焼付塗料と比較して20~40℃低くセットできるため、燃費及びCO₂排出量ともに2~3割程度削減が可能です

 

 

 

 

ハイメリットやアクリストHiに限らず、様々な面から間接的にコスト削減へ貢献する塗料は多くあり、コスト削減以外のメリットがついてくるケースも見受けられます。

 

しかし、求められる塗膜要求を明確にしてから塗装仕様を変更しなければ、不良品として納品できず余計なコストの発生を招く恐れがあります。

塗料及び塗装仕様変更を検討する際には、用途、素材、防錆性能、膜厚、その他特殊要求等を必ず確認しましょう。

 

調色

ハイメリットやアクリストHiなど新しい塗料へ変更する際、今まで使用していた色が常備色にないと「切り替えはできない・・・」と、せっかくのコストダウンのチャンスを諦めてしまいそうになりますよね。

 

諦める必要はありません!!

 

塗料を調合し好みの色、指定した色を作り出す「調色」でその問題を解決することができます。

NCCの調色ではハイメリット及びアクリストHiの両塗料を用いての調色を行っています。

少量、短納期での対応可能ですので、こちらからぜひご覧ください。

 

 

 

塗装グリーン

一見乾燥炉の温度はコストに関係がないように思いますが、

実は電気代やガス代削減といった効果があります!

ぜひ、現在の作業工程についてコスト削減可能箇所がないか、

ご確認することをおすすめします。

 

シーファー

NCCでは塗料や塗装仕様の変更でどのくらいコストを削減できるのか、

コスト試算も行っているのだ~

ぜひお気軽にお問い合わせしてほしいのだ~

 

博士
(ラボボス)

ご相談・お問い合わせこちらじゃ!

 

 

 

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