【撹拌維新!】驚異の撹拌力「BEAG 」
今回、塗装グリーンが満を辞して繰り出した必殺技は、ベルヌーイ流撹拌体「BEAG(ビーグ)」。フルネームはちょっと長いので、気軽に「ビーグ」と呼んでください。
「ベルヌーイ流って何?」と思った方は、今月の「3Cラボ的用語解説」を読んでいただくとして、ここでは「ビーグのどこがスゴイのか?!」を熱く語らせていただきます。
1)え、この形が?!とってもシンプルな撹拌体の形状!
従来の撹拌機は「プロペラ」を旋回させることで発生する「旋回流」を利用して、塗料を混ぜていました。
しかし、プロペラを回すと、どうしても空気も一緒に巻き込んでしまうため、泡立つ、混ざり合うのに時間がかかる、空気が入ることによって、塗料の酸化が早まるといった問題が起きていました。
とはいえ、長年の常識を覆すことはなかなか難しく、それ以上の撹拌技術が生まれなかったのですが・・・
そこに彗星の如く現れたのが、BEAGの生みの親、株式会社メディックです。
どこをどうみてもシンプルなのに、これまでになかった撹拌体の形状を開発し、特許も取得しています。
ご覧ください!このシンプルな形状を!
●撹拌翼がない
●プロペラじゃない
●穴もない
●溝があるだけ
こんなモノで塗料を混ぜられるのか? 誰もが疑問に思ったことでしょう。
しかし、その実力はハンパなし! 驚異の撹拌力を実現しています。
2)驚異の撹拌力!
従来のプロペラによる旋回は、遠心力を使って「渦」を作るものでした。
しかし、ベルヌーイ流撹拌体が作り出す動きは、全く違います。
ポイントは液体の中に生じる圧力差。
沈殿物を下から上に吸い上げると同時に、浮遊物を上から下へと吸い込みます。
最初はそれらを水平方向に、おとなしめに射出していきますが、時間が経つにつれてものすごい乱流となり、
緻密な均一撹拌が起こるのです。
3)他にもいろいろ画期的!
BEAGの得意技はまだまだあります。
●四角い深底容器の撹拌が得意
丸い容器の方がよく混ざると言われいましたが、その常識も覆しました。
正方形よりも長方形の方がさらによく混ざります。
●撹拌体は小さい方がよく混ざる
一般的なスクリューは大きい方がよく混ざると言われていましたが、山椒は小粒でピリリと辛い。
ベルヌーイ流撹拌は小さい方がよく混ざります。小さいから扱いも楽々。安全性にも優れています。
●沈殿物は浅い位置で混ぜる
乱流により沈殿物を高い位置まで吸い上げるので、浅い位置で十分に混ぜることができます。
●形状がシンプルだから、お手入れも楽々
プロペラも、穴もなく、とってもシンプルな構造なので、抜群の洗浄性を発揮します。
液切れも良く、お手入れだって楽〜らく。
●サイズいろいろ。ハンディータイプもあります♪
BEAGのラインアップは豊富。直径30mmから180mmまで、各種取り揃えております。
一斗缶やベール缶にそのまま差し込んで使えるハンディータイプも便利です。