「シンナー」って当たり前に言っているけど・・・
そういえば語源とかを知らないのだ~
よく聞く・使う言葉ですが“意外と知らない”ということは
ありますよね!改めてシンナーとは何か知っていきましょう♪
シンナーとは
シンナーの語源は英語の thinからきており、「薄める」という意味の言葉になります。
日本で呼ばれる「シンナー」は英語ではpaint thinner(ぺいんとしんなー)と言いますので、そのまま「塗料を薄めるもの」という意味になります。
Thin
【他動】~を薄くする、細くする
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Thinner
【名】シンナー、薄め液、希釈剤、溶剤
ですので、塗装分野における希釈・洗浄用の溶媒を総称する言葉として使用され、有機溶剤全般を「シンナー」と呼んでいます。
塗料の希釈用シンナーは、以前まつ科の植物の樹脂を蒸留して作られた揮発性の油、テレビン油が使われていましたが、現在は有機溶剤が主に使用されています。
そのシンナーを塗料に混ぜると、塗料の有機成分などがシンナーの溶剤によって溶解され塗料が薄まり、適切な粘度に希釈され塗料が塗りやすくなるのです。
また、温度や湿度の変化に対してシンナーの蒸発量を制御し、きれいな塗装表面をつくり出す役割もあります。
シンナーの怖さ
シンナーは、塗料を溶かすために使われることからもわかるように、水に溶けない脂分を溶かす性質があります。
人間の体はシンナーを吸うと、脳がマヒし、お酒に酔ったような状態になります。
また、自分自身の気持ちをコントロールできなくなるので、些細な出来事に怒ったり、攻撃的になったりします。
この状態が続くと「依存症」となり、長期間にわたり病院での治療が必要となりますが完治することは難しいと言われています。
また、臓器も徐々に機能しなくなり、最悪の場合は死に至るケースもあります。
シンナーなどの危険物を扱う際には、必ず保護具の着用を
怠ってはいけないのじゃ!
保護具の着用は法律で義務付けられています!
また定期的な作業環境測定や、特殊健康診断を行うことも義務です!
ですので、必ず守りましょう!!