塗装においての「セッティング」

液体塗装の場合、塗装後に必ずセッティング(フラッシュオフ)時間を取る必要があります。

セッティングとは、塗装後に塗料に含まれる溶媒を揮発させたり、塗料がレベリング(塗装面が徐々に平らになること)するための放置しておく時間になります。

 

溶媒が溶剤の場合は、このセッティング中にも溶剤ガスが揮発していきますので、局所排気が必要になります。

また、清掃が行き届いた環境でセッティングを行わないと、ゴミブツ不良の問題が発生します。

 

塗料の種類にもよりますが通常5~10分程度の時間をかけて溶媒を飛ばし、レベリングも安定しタレなどが発生しないようにするための大切な時間となりますので、きちんと管理して塗装作業を行いましょう。

セッティング時間が短いとワキやタレなどが発生し、長すぎても膨れなどが発生する可能性があります。

 

ちなみに、粉体塗装の場合はセッティングは必要ありませんので、すぐに焼付乾燥工程へ進んでも問題ありません。

 

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