シリコンウエハとは?
シリコンとはSi(ケイ素)のこと。
地球上で酸素の次に多い元素です。その多くは、土壌や岩石の成分として存在しますが、天然水、樹木、植物などにも含まれ、私たちのまわりに「ありふれている元素」なのです。
そのシリコンを単結晶にしてスライスして作ったものがシリコンウエハです。
最近、5Gや車の電動化などで、供給不足が叫ばれている半導体の製造には無くてはならないものです。
半導体の製造工程では、微細加工を行うためシリコンウエハの表面はミラー状に仕上げられています。
そしてシリコンウエハの表面は、疎水性で静電気もたまりやすいのでゴミ・異物の採取には最適なのです。
このような理由で、「落下塵カウンター」のサンプル板としても採用しています。
シリコンウエハは、顕微鏡での観察などもし易いので解析にも便利です。
2インチウエハ(直径50mm)を使用すると、ウエハをそのまま「SEM-EDX」や「FT-IR」などの解析装置で分析することも可能です。
2インチシリコンウエハ