ズバリ解決!3Cラボでもお話したように、乾燥炉が原因で塗装不良が発生することがあります。
塗膜硬化以外にも水切り乾燥や予備乾燥等、様々な用途で活躍する乾燥炉ですが、塗膜硬化に最適な乾燥炉でないと炉内温度のバラツキが起こり、塗装不良に直結します。
ここでは、私たちが塗装用に製作したオリジナル乾燥炉の紹介を通して、炉内温度管理の重要性をお話します。
塗膜硬化を左右する乾燥炉!
用途に合ったものを選択しましょう!
炉内温度のバラツキが引き起こす塗装不良
多くの塗装現場で使用されている乾燥炉には、必ず温度管理機能がついています。
え?じゃあ温度のバラツキなんて起きないんじゃないの?
実は、そうでもないんです。
実際に乾燥炉の温度分布を測定してみると、時間や場所によって温度ムラが発生していることが多いのが現状です。
このように「温度管理機能がついているから」と油断していると、オーバーベークや焼きアマ等の不良が発生する可能性大!
測定をしてみない事には、原因にも中々気付けません。
抜群の温度管理性能を誇る熱風循環式乾燥炉
上記のように、乾燥炉に起因する不良を無くすために開発したのが
NCCオリジナル 熱風循環式乾燥炉 です。
こちらの乾燥炉は塗装に特化した乾燥炉で、炉内温度のコントロール性能に優れ、温度ムラを無くします。
炉内温度が安定することで、ムラの無い乾燥が可能になり塗装品質も安定します。
また、お客様の用途や現場、ワークサイズに合わせて機能やサイズをオーダーメイドで作成できるため、網吹塗装用の冷蔵庫サイズから3m×3mの大型サイズ等様々に実績があります。
炉内温度が安定する秘訣
この乾燥炉が安定した炉内温度を実現できる秘訣は、炉内の気流にあります。
※網吹塗装用乾燥炉の炉内気流イメージ。用途により気流フローが異なります。
左側のパンチング穴より吸い込まれた空気は上部ヒーターで加熱され、内部を通り右側のパンチング穴より吐出されます。
このように、炉内の空気が循環する仕組みにより温度ムラが無くどこでも均一に加温できるのです。
さらに、用途に合った性能のヒーターを選定するため、必要以上に加温が強すぎたり弱すぎることが無く乾燥させることができます。
乾燥炉を変えただけで黄変や乾燥不良が無くなり驚きました!
これからは安心して乾燥を任せられます!