コンプレッサーエアーの「質」の見える化方法と対策

今回の必殺技では、コンプレッサーエアーの「質」を見える化する方法と測定器、そして問題が起きた場合に対処可能なオススメ装置をご紹介します。

 

「コンプレッサーエアーが怪しい…」と思っても、今までは見える化することが難しく、「大丈夫」って信じるしかありませんでした。しかし、今から説明することを実行すれば、大丈夫じゃない事が見える化できるのです!

 

塗装において、理想的なコンプレッサーエアーの「質」とは、「一定の温度」「乾いている」「不純物が含まれていない」この3つの条件に「一定の圧力」と「一定の流量」、この5つの条件がそろって、塗装に最適なコンプレッサーエアーになります。

 

その中で今回の見える化で注目しているのは、「一定の温度」「乾いている」「不純物が含まれていない」という3つの点です。具体的な対象物質は、①粒子状物質 ②水分(露点) ③油分です。

 

これらの物質を下記の3つの方法でを見える化します。

 

 

見える化する3つの方法

見える化するための方法と、見える化可能な対象物質、そして必要な装置をご紹介します。

 

 

  1.パーティクルカウンターによる測定

 

対象物質:「①、②、③」(②③はミストとしてカウント)

測定装置:パーティクルカウンター+特殊装置

 

高価なパーティクルカウンターと圧力や流量を一定に保つ特殊装置や、測定ノウハウが必要です。

測定したデータは、粒子状の固形物だけでなく、水や油のミストも確認できすので、総合的にエアラインの「質」を確認するためには最適です。日々の管理用としては難しいでしょう。

 

NCCのパートナーとして活動いただいている「前田シェルサービス」様にて出張測定のご協力をいただいております。

ご相談の上、訪問測定をさせていただくことが可能です。

 

 

      

 

 

 

 

 2.露点計による測定

 

対象物質:「②」

測定装置:露点温度計+特殊装置

 

露点温度計を使用した測定は、コンプレッサーエアーのエアーを一定量出し続け、外気の影響を受けなくする必要があります。そのためには特殊なハウジング等が必要になります。

 

イタリアWALMEC社のWalcom® MTチェッカーは露点温度計と特殊ハウジングが一体となった装置です。使用機器につながっているエアーホースを外しWalcom® MTチェッカーに接続すれば、すぐに正確に現在のエアー状況を確認できます。簡単に素早く測定できるので、日々の管理に最適です。

 

  NCCはWALMEC社の正規代理店です。

 

     

 

 

 

 

 

  3.油分・水分検知管による測定

対象物質:「②、③」

測定装置:検知管+特殊装置

 

検知管を使用した見える化は、正確に計測可能ですが特殊な減圧装置と流量調整が必要です。また正確な数値を図るため暴露時間なども細かく決まっており、技術と慣れが必要になります。日々の管理にはあまり向いていません。

 

 

 

3Cラボ的なおすすめ見える化測定は、Walcom® MTチェッカーを使った露点温度測定です。

お使いの機器に接続されているエアーホースをつなぐだけで簡単に測定が可能です。

 

コンプレッサーエアーの状況は刻々と変わっていきます。塗装不良とコンプレッサーエアーの関係を把握するためにも、日々確認と管理をお勧めします。

 

その上で、更に原因追及をすすめる為に、パーティクルカウンターによる粒子確認をお勧めいたします。

3in1マルチドライフィルターを販売している前田シェルサービス様にご協力いただき、出張測定と最適な対策フィルターのご提案をさせていただきます。

 

 

コンプレッサーエアーの「質」を良くする対策

 

まずは『今月のズバリ解決!3Cラボ』のコーナーでもご紹介した通り、コンプレッサーの周辺機器をご確認ください。

構成及びメンテナンス等は十分でしょうか?

 

その上で、問題があるのであれば3in1マルチドライフィルターをおすすめします。「粒子状物質」、「水分」、「油分」の3つを1つのフィルターで対策できる非常に優れたフィルターで、見える化でこれらの問題が見えてきたら是非対策機器としておすすめいたします。

 

エアーの仕様現場がコンプレッサーから離れていると、配管内で水分などが再結露しドレンが発生しやすくなります。ドレンの影響を無くすためにもできるだけ使用する手元に近い位置にフィルターを設置してください。

 

フィルターのエレメント交換も定期的に行ってください。できれば点検時にはフィルターの圧損だけでなく、今回紹介したWalcom® MTチェッカーを使い露点温度を管理するようにしてください。

 

コンプレッサーエアーの「質」を良くするためにも、定期的なメンテナンスを行い、常に装置が最適な状態に保ってください。そのコンディションをWalcom®  MTチェッカーで確認し管理をしていくことで、コンプレッサーエアーの品質を安定させることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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