有機溶剤に代わる洗浄剤のトレンド

【今月のお悩み】

洗浄を行う際に有機溶剤系の洗浄剤を使用しているのですが、環境問題もありそろそろ違う洗浄剤を検討しようと思うのですが3Cラボでお勧めの洗浄剤はありますか?

 

相談者

有機溶剤系の洗浄剤を使用して様々な金属部品を洗浄しているのですが、

有機則や特化則等の管理面や毒性を考えると有機溶剤から脱却したいと

思っていますが、何を選んだら良いかわかりません。

洗浄ブルー

洗浄剤といっても世の中には沢山の洗浄剤があり困りますよね。

その中からあなたに適したものを私が選んでみせましょう!

相談者

そんなに簡単に返事をしてしまって大丈夫?!

回答をもらうまで時間が掛かりすぎても困りますよ!

洗浄ブルー

お任せください♪

3Cラボで蓄積した全ての知見を駆使し解決します!

相談者

ありがとう💡

どんな洗浄剤をえらんでもらえるか楽しみです🎵

 

洗浄剤の種類

 

工業分野の洗浄現場で使用される洗浄剤は様々なものがありますが、市販されている洗浄剤だけでも数千はあります。沢山ある洗浄剤の中から使用するものを絞り込のは困難です。

まずは洗浄剤の種類・特長を知り使用方法を知ることが大切です。

 

大きく分類すると下記の3種類に分かれます。

 

水系洗浄剤

各種工業用洗剤で、アルカリ性、中性、酸性などがあり、

一般的な使用方法は、洗浄剤で洗浄したのち水でリンスし乾燥させて使用する

準水系洗浄剤・グリコールエーテル系

溶解力が高いグリコールエーテルに水を添加しているため非危険物の洗浄剤です。

一般的には、洗浄後の水でリンスし乾燥させて使用する。

溶剤系洗浄剤

塩素系、臭素系、フッ素系、炭化水素系、アルコール系などを総称して溶剤系洗浄剤と呼び、1液で洗浄~乾燥ができます。

また蒸留再生することも可能で、洗浄液をリサイクルしながら使用することができます。

 

洗浄剤を選定するには、洗浄時間・洗浄後の品質・洗浄剤のランニングコスト・洗浄装置に掛かる費用やスペース・環境負荷など様々な観点から絞込み選定していきます。

近年では、水系洗浄剤や、溶剤の炭化水素洗浄剤を使用しての洗浄工程が主流となっています。

 

 

有機溶剤系洗浄剤の問題点は?

 

有機溶剤系の洗浄剤は、洗浄液そのものが安価であり高い洗浄力と1液でリサイクルしながら洗浄できるため、工業分野の洗浄工程で長く使用されてきました。

しかし毒性があるため、高濃度で暴露すると人体に悪影響を及ぼすことから有機則や特化則を遵守した作業環境管理が義務付けられており特定化学物質としての排出量の把握及び届出や水質汚濁防止法なども遵守し厳しく管理していかなくてはいけません。

 

このように管理項目の多さや、作業者・環境の面から多くの企業様が代替えを検討されるケースが増えています。

 

有機溶剤の代替洗浄に適している洗浄剤は?

有機溶剤での洗浄から脱却しようとする場合、環境負荷の観点から水系洗浄剤や炭化水素洗浄剤を使用する洗浄工程を構築することがベストです。

 

炭化水素洗浄剤で金属洗浄をおこなう場合、炭化水素洗浄剤のみで洗浄~乾燥までできるため省スペースで洗浄装置を設計でき、蒸留再生しながら使用できます。また、洗浄液の交換作業も必要とせず液補充のみで使用できるため有機溶剤系の洗浄剤を使用した場合と同等の運用ができます。

 

水系の洗浄剤を使用する場合は、洗浄後に水リンスが必要となりますが使用する水が汚れてくるとキレイな水に交換しないと洗浄品質が低下します。

また、水リンス後には一般的には温風乾燥などが必要となるため炭化水素洗浄装置と比較しても装置が大きくなってしまいます。

 

ですので金属部品等の脱脂洗浄工程では、1液で洗浄~乾燥ができ洗浄剤もリサイクルしながら省スペースで運用できる炭化水素洗浄剤を使用ケースが主流となっています。

 

 

 

 

 

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