クリーンルームは〝不良対策の切り札〟じゃないの?!

【今月のご相談者】

クリーンルームの管理担当者さま

 

【今月のお悩み】

「不良対策の切り札」としてクリーンルームを作ったのに、思ったようにゴミ不良が 減らずに困っています。

 

クラス10000のクリーンルームを作って、エアーシャワーも設置。入り口には粘着マットも置いて 、持込みゴミの対策は完ぺき!!・・・ と思っていたのに、出荷検査のたびに毛髪や繊維ゴミが見つかり、納期トラブルすれすれの毎日です。

 

 

相談者A

毎朝かかさず清掃しているのに、このゴミは一体どこから持ち込まれているの? 

クリーンルームを作っても、これじゃ意味がありません。

・・・う〜ん、困った! 助けて〜、3Cラボ〜!

 

 

その頃、3Cラボでは・・・

 

 

シーファー

博士ぇ〜、せっかくクリーンルームを作ったのに、ゴミ不良が減らずに

困っている人がいるのだ! 2020年もしっかり支えてあげて欲シーファー♫

 

博士
(ラボボス)

もちろんじゃとも。こういったお悩みを持つ人は意外と多いものじゃ。

クリーンルームは正しく使ってこそ、効果を発揮するものじゃからのぅ。

 

 

クリーン化
オレンジ

よし、ここはオイラの出番ですね!! 

クリーンルームとの正しい付き合い方、バッチリお伝えしてきますよ!

 

 

シーファー

よろしくね、オレンジ。大好物のカレーを用意してまっているのだ!

 

その頃、現場では・・・

 

 

相談者A

は〜っ! 毎日毎日、なんでこんなに異物や繊維ゴミが溜まっちゃうんだろう?!

 

ダーク
ムーダー

どうしたのですか? そんなに力を落として・・・

 

 

相談者A

ほら、見てくださいよ。今朝掃除したばかりなのに、

クリーンチェックライトを使うと、異物や繊維ゴミがこんなに(驚)!

ここ、クリーンルームの中ですよ。これじゃちっともクリーンじゃない・・・

 

 

 

 

ダーク
ムーダー

あらら・・・ヒドいですねぇ。御社にはもっと強力なフィルターが必要ですね。

ここは思い切って「クラス100」にグレードアップいたしましょう!

 

相談者A

クラス100?! もはや研究所レベルでは? 

でも、納期トラブルを防げるなら、  背に腹はかえられないか・・・(悩)

 

ダーク
ムーダー

その通り!納品事故があってからでは遅いのです。

ささ、それでは早速、お見積を・・・

(ひぃ〜ひひひ、ムダに高いモノを選んでもらいましょう〜、うひひひひ)

 

クリーン化
オレンジ

騙されちゃダメ〜っ!!

そんなアップグレードは、お金の無駄遣いだよ〜っ!!

 

 

相談者A

え?そうなの?! クラスを上げれば、ゴミの数を減らせるんじゃないの?

 

クリーン化
オレンジ

う〜ん、それはそうなんだけど・・・。

それよりも今すぐやらなきゃならないのは

「どうすればゴミを持ち込まずにすむか」の対策さ。

それができれば、クラスを上げる必要なんかないんだよ。

 

 

ダーク
ムーダー

ええーい、うるさい! 黙れ、オレンジ!

商談の邪魔だ。うせろ!

クリーン化
オレンジ

ダークムーダー、お前の好き勝手にはさせないぞ! 

くらえっ!

アイビーキャッチャー、ピカピカビ〜ムッ✨✨

 

 

 

相談者

おお、なんと! まずはこれを試せばいいんですね!

ありがとう、クリーン化オレンジ。やってみます!!

 

 

クリーンルーム、管理なければタダの箱

 

せっかくクリーンルームを導入したのに、一向にゴミ不良が減らない・・・

 

こんなお悩みを抱えている方もたくさんいらっしゃいますが、最初にハッキリと申し上げておきましょう。

これはクリーンルームのせいではなく、「使い方・管理の仕方」に原因があることがほとんどです。

 

大事なことなので、繰り返します。

クリーンルーム、管理なければタダの箱・・・

(ぜひ覚えてくださいね)

 

 

そうなんです。クリーンルームは導入したときがスタートライン。

正しい知識と使い方を「日常化」できてこそ、クリーンな環境が整うのです。

 

 

『クリーン化四原則』をご存知ですか?

 

クリーンな環境づくりの大事な基本。それがクリーン化四原則です。

  1.  『 持ち込まない 』     
  2.  『 発生させない 』     
  3.  『 堆積させない 』     
  4.  『 除去(排除)する 』

 

ちなみに、一般的にはこの「四原則」は、「クリーンルームの四原則」と呼ぶことが多いのですが、

NCCではクリーンルームに限定せず、ゴミブツ不良を嫌うすべての作業環境に必要であると考え、

あえて「クリーン化の四原則」と呼んでいます。

 

 

このクリーン化の四原則こそ、クリーンな環境づくりの基本の基本。

この原理原則を知らずに、業者のオススメ通りに設備や備品を入れても、思ったような結果が得られません。

 

 

まずは『持ち込まない』から始めよう

 

クリーン化の四原則、すべて行うことが理想ですが、無理を通せば通り引っ込むで、

急に厳しく管理すると、現場が混乱してしまいます。

 

そこで、まず徹底していただきたいのが、四原則の一つ目、『 持ち込まない 』 です。

もちろん持ち込まないのは、ゴミやホコリ、毛髪などの異物です。

 

 

 

皆さん、クリーンルーム内で作業する際には、更衣室でクリーンウェアに着替えてから中に入ると思いますが、

 

ちょっと待ってください! 

その更衣室の床、いつ、どのように掃除しましたか?

 

 

糸やホコリがたくさん落ちている更衣室で着替えたのでは、クリーンウエアにいろんなモノが付着するのも当然ですよね。まさに灯台下暗し! このように常識や日常の中にこそ、たくさんの「盲点」が潜んでいるのです。

 

 

他に、どんな「盲点」があるかというと・・・

 

▫️更衣室に入る前にクリーンエリアと一般エリアを分けてる?

▫️入室手順は決まってる?ウエアの着用手順は大丈夫かな?

▫️クリーンウエアはクリーニングしている? 前回出したのはいつ?

▫️クリーニングはクリーンウエア専門?

▫️クリーンシューズも履いている? お手入れしてる?

▫️エアーシャワーの定期清掃はしている? どんな清掃?

▫️エアーシャワーに「コロコロ」や「粘着シート」など、交換の仕方は大丈夫?

 

何よりも大切なのは、ゴミ・異物をクリーンルームに”持ち込まない”こと。ここを意識するだけで改善点が見えてくるようになります。

 

今回の必殺技】のコーナーでは、具体的な対策法をご紹介しますので合わせてお読みください。

 

 

クリーン化
オレンジ

クリーン化は「クリーンルームに入る前」から

すでにはじまっているのだ!

 

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