【プロにお任せ】クリーンウエアクリーニングの流れを大公開!

「不良率改善のカギはクリーンウエア!正しい管理は”状態リセット”で」でもご紹介したように、クリーンルーム内外に関わらず生産現場で問題となるゴミ・異物の多くは人間由来です。

人間が発塵源とならないよう、クリーンウエアを着用することで防いでいますが、管理方法次第では着用していても意味がない状態へ陥る恐れがあります。

そこで、クリーン化のプロがおすすめするクリーンウエアのクリーンクリーニングについて、今回はご紹介します。

 

クリーンクリーニングとは?

NCCでは信頼できる高い技術を持ったパートナー企業様にクリーニングを依頼し、下記のような工程でクリーンクリーニングを進めていきます。

 

クリーンクリーニングの流れ

 

特徴

  • 高性能のクリーニング設備
    クリーンルームの外でウエアを投入し、クリーンルーム内で洗濯済みのウエアを取り出す高性能なバリア型洗濯機で洗濯することで、清浄度を安定させます。洗浄水は専用の超純水設備により供給しており、電気導電率および比抵抗を常時監視しています。

    クリーンウエア専用クリーンルーム

     

  • 高い清浄度環境での梱包作業
    クリーンウエアの扱いに長けた作業員がクラス100のクリーンルーム内で、吸引式の特殊なテーブル上でたたまれたウエアを一着ずつ真空包装機でクリーン梱包します。

    つなぎウエアの折り畳み作業

     

  • ウエアの劣化も管理
    バーコードタグで洗浄回数管理を行い、回数等のデータをご提供することで、ウエアの交換タイミングを管理できます(オプション)。また、洗浄前検査で汚れのひどい物、劣化の激しい物は仕分けし、前洗浄の追加や交換をご提案いたします。

    真空シーラーでのシール作業

     

  • ウエア以外もクリーニング可能
    クリーンウエア以外にもフードや靴、グローブ、キャリアケース等にも対応しています。靴の洗浄は専用の洗濯機および静止式乾燥機にて行うため、衛生面も安心です。

    HEPAフィルタ搭載 靴専用乾燥機

 

クリーンクリーニングを行うことで付着していた異物が限りなく少なくなり、再度クリーンルームで安心して着用することができます。

正しい管理方法でクリーンウエアを効果的に使用しましょう。

 

 

導入事例

自動車部品の塗装を行っているA社様。

製品へのゴミ・異物の付着を防ぐため厳重な品質管理を行っていますが、社内でさらなるゴミ・異物不良の低減を目指して作業員の塗装着がテーマとなりました。

従来、作業員は各自で塗装着を持ち帰り洗濯していましたが、汚れは落ちても繊維が付着したり、そもそも洗濯しないケースもあり、製品の品質に影響を与えるこの状況を解消する方策を探していた際に、NCCの担当者からクリーンクリーニングの案内を受けテストすることになりました。

 

数着テストした後に塗装作業を行ったところ、不良率が10%低減しクリーンクリーニングの重要性を実感いただき、現在は全ての塗装着を継続的にクリーニングしています。

さらに、A社では、クリーニングの際に汚れがひどくクリーニングできないと判断された塗装着は廃棄するという基準を設けることで、常にクリーンな塗装着で作業を行う環境を整え、製品品質の安定化を実現しています。

 

 

ゴミ・異物が付着したままのクリーンウエアをクリーンルームで着用すると、作業中の動作によって拡散され、清浄度を著しく低下させる原因となり、本末転倒です。

ですので、クリーンウエア専用のクリーニングに出すことをお勧めします。

 

クリーン化
オレンジ

クリーンウエアのクリーンクリーニングについて

こちらもぜひ見てね~!

 

博士
(ラボボス)

クリーンクリーニングについてご興味のある皆様、ぜひお問い合わせからご連絡お待ちしておりますぞ~!

 

 

 

記事一覧