「塗装の自動化で人手不足解消!はじめに検討すべき2つのポイントとは?」でもご紹介したように、人手不足解消や塗装現場の環境改善のために塗装作業の自動化をしたくても、コストやスペースのハードルが高く、簡単ではないことがお分かりいただけたと思います。
しかし、高性能な多軸ロボットよりも機能を限定し、機械を動かす人員を確保することで自動化のハードルを下げることができるんです。
そこで今回は、実際の現場の課題解決にシンプルな機能で応える「NEO Easy Coater シリーズ」についてご紹介します。
NEO Easy Coater シリーズとは?
「自動塗装機=多軸塗装ロボット」のような、完全に人に代わる機械+搬送設備のイメージがされやすいですが、実はもっとシンプルな考え方で自動化を行うことが可能です。
NCCの自動塗装機は「塗装工程の全てを自動化する」といった考えとは異なり、お客様より寄せられた「もっと簡単に塗装できる機械はないか」といったお声から生まれた、「塗装スプレー作業」に特化した商品です。
できることが限られているからこそ操作が簡単かつローコストで、自動化の強みである”品質安定”を実現することができます。
NCC塗装機シリーズの特長
- 簡単操作で誰でもすぐに使用できる
NCCの自動塗装機シリーズは、現場作業者の目線で設計されたシンプルな操作パネルで、塗装経験が少ない方でもすぐに使用でき、塗装の属人化を解消します。 - お客様に最適な塗装機をオーダーメイド
製品のサイズに合わせて、スプレーガンの角度、吐出量、ストロークなどの仕様を簡単に変更できる上、ゴミ対策のフィルタ設置やUV塗料のための遮光対策など用途に合わせて最適な塗装機をオーダーメイドで作成可能です。 - 導入前塗装テスト&導入後も安心のアフターフォロー
塗装機の購入前に、「本当に目的の塗膜条件が出せるのか」は一番お客様が気になるポイントです。
自社のコーティングラボでデモ機による塗装テストや試作をいつでも行えるため、実際に塗装する製品を用いて塗膜の仕上がりやその操作性を直接感じることができます。
導入後のアフターフォローも備え安心してご使用いただけます。
基本的な動きがティーチングされ、被塗物ごとの塗装条件設定もシンプルなのは助かります!
現場の声から生まれた自動塗装機なので、使い勝手やカスタム性には好評を頂いています!
3種類のNEO Easy Coater
NCC自動塗装機シリーズには現在3種類の塗装機があります。
それぞれ用途や塗装方法に違いがありますので、ご紹介いたします。
NEO Easy Coater フラット
スプレーマンの教育や塗装品質のバラつきといった課題を根本から解決し、現場に一番身近な自動塗装機を目指して作られたのが「NEO Easy Coater フラット」です。
網吹塗装に特化しており、塗装網に並べたワークにX軸(横軸)とY軸(縦軸)の2軸を組み合わせ、ジグザグにスプレーガンを動かすことで塗装網全体を均一に塗装します。
その際、塗装網に対し均一に噴霧しますので、表面が平らな板のような製品であれば、プロのような仕上がりが期待できるでしょう。
また、平面物だけでなく、30mm程度の立上り面のような立体形状の部分もスプレーガンの角度を変えることで塗装が可能ですが、複雑形状の部分は塗料が届かないため適しているとは言えません。
NEO Easy Coater フラット | |
特長 |
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ラインナップ |
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NEO Easy Coater スピン
立体的な小型製品の量産におすすめな「NEO Easy Coater スピン」は、スペース・コスト・納期問題を解決し、カスタム性が高く効率的な塗装を実現する塗装機です。
ワークが回転しているところをスプレーガンで様々な方向から塗装することで、塗料が隅々まで入り込み立体物でも塗装できる方法です。
ワークを回転させるための専用治具の取り付け、回転速度、回転方向、スプレーガンの角度、動作スピードなど、塗装条件を決めるまではある程度の経験とノウハウの習得が必要ですが、条件が決まってしまえば量産が見込めます。
NEO Easy Coater スピン | |
特長 |
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オプション可能機構 |
【スプレーガン動作】
【ワーク動作】
【その他】 インデックス動作やスプレー塗布設定等がラインナップ |
NEO Easy Coater タンブル
小さな製品を手作業でひとつひとつ並べて塗装し、またひっくり返して塗装するのは非常に時間が掛かり効率的ではありません。
「NEO Easy Coater タンブル」は、一度に大量の小さなワークを塗装したい現場におすすめです。
塗装の仕組みとしては、ワークを円形のカゴに入れ回転させているところへ、スプレー塗装をしていく至って単純なものです。
ですが、塗装しながらワークを動かすため、塗料を塗りすぎてしまうとワーク同士がくっついて団子状となり、仕上がりがよくありません。
カゴの形状や回転速度、スプレーの量など様々な要素が絡み合っており、適切なワーク・塗料・条件を整えることで、大量の製品を比較的短時間で仕上げることが可能です。
NEO Easy Coater タンブル | |
仕組み・特長 |
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NEO Easy Coater シリーズは塗装現場が抱える人手不足、属人化、塗装品質のバラつきといったお悩みを解決します。
さらに、NCCでは上記の塗装機による塗装テストを行える「コーティングラボ」を完備しており、実際のワークを用いてテストし、直接仕上がりを確認することができます。
ご紹介したNEO Easy Coater シリーズをもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!
ご興味のある方はぜひ
お問い合わせから連絡お待ちしておりますぞ!