炭化水素とは
炭素と水素のみからなる化合物の総称で、現在使用されている多くの炭化水素系洗浄剤は単に原油を蒸留精製したものではなく高度な精製処理をおこなったもの、あるいは化学的に合成したものです。
炭化水素系洗浄剤はその化学的構造から以下の4種類に分類されます。
・ノルマルパラフィン系
・イソパラフィン系
・ナフテン系
・芳香族系
金属への腐食性が少く蒸留再生によるリサイクルが可能です。比較的安価であり加工油などの脱脂に優れています。毒性が低く大半のものは有機溶剤中毒予防規則に該当しません。
但し、引火性があるため洗浄設備の防爆構造が必要で消防法により貯蔵・取扱数量に応じた規制を受けます。
洗浄剤として使用される炭化水素の多くは、消防法乙種第4類の第2石油類または第3石油類のが多く使用されおり、第2石油類と第3石油類では指定数量が異なります。