社内で意識しているのは、この業界で働く私たちがもっと『塗料愛』を持とうということ。
日本のものづくりがシュリンクするというマクロベースのトレンドはあちこちで耳にするが、
小規模な私たちがそれを真に受け過ぎてはいないだろうか。
そんなことより、塗料の世界感に目を向けて、
塗料や塗装を面白がり、新たな機会を生み出す熱量を持つことこそ重要だと思う。
経営者として、会社が無借金で安定していることは安心かもしれないが、社員にとってはどうだろうか。
私には大きな資金を投じてでも社員と共有したい突き抜けたビジョンはあるか、熱量があるかをまずは自らに問いたい。
成熟した業界だからこそ、欲しい未来を自由に面白がって描き、
逆算して今日に挑戦を埋め込むことが必要だ。
中期経営計画は”21世紀を価値(Value)で優ろう(Victory)”の「V21」から、
今期より新たな挑戦を期して「N30第一次中計」をスタート。
次の30年(Next30)も選ばれ続けるためにどうあるべきかを示した計画で、
目指すのは「コーティングビジネスを世界一カッコよくするNO.1ディーラー」。
実現には何が必要かを考え、扱う商品や機能、働き方などを見直す。
ユーザーにはどうあって欲しいのか、そのためには私たちはどうあるべきか。
それって面白そう?熱くなれそう?が飛び交う2020年を誓う。
【ペイント&コーティングジャーナル 2020.1.1版より】